畳の種類TYPE
畳表の種類(等級)
畳表は経糸とそこに織り込まれるい草の数によって種類(等級)が決まります。太い糸(綿や麻)で多くのい草を使用された畳表は、分厚く耐久性にすぐれた高級なものになります。
綿二芯
格安品に多く使われている畳表です。綿糸は伸び縮みがよく切れやすいため、い草を多く織り込むことができず、どうしても目詰まり感の少ないものになります。
麻二芯
畳表が麻糸の経糸で織られています。耐久性もよく、国産い草の良質な畳表に多く用いられているのが特徴です。
綿麻四芯表
畳表が麻と綿の両方の経糸で織られているものです。使われているい草の質や畳表の織り方で価格はかなり違ってきます。
麻四芯表
高級品にしか使われない麻糸を二本で織り込んだ畳表です。焼け色もキレイで色むらは少なく、重厚感があります。
その他の畳表
畳表は経糸以外にも、用いられる材料や織り方によっても分けられます。ここでは代表的な3つの畳表をご紹介しましょう。
琉球表
七島い草で織られた畳表の中でも高級なものです。七島い草は断面が三角になっている琉球で栽培されていた独特ない草です。かなり丈夫な畳表なので、縁なしの畳にも多く使われる畳表です。
目積表
通常の畳表が1.4cmの間隔でい草が織り込まれているのに対し、目積表は0.7cmと1目の間隔が細かくなります。すっきりとしたデザインが魅力です。表面の感触は琉球表がゴツゴツとしている一方で、目積表はソフトな感触になります。
カラー表
色鮮やかな和紙をこよりにして、織り込まれた畳表です。樹脂コーティングが施されているため、天然のい草に比べるとダニ・カビの心配、色あせも少なくメンテナンスも簡単です。